昭和の腕時計
私の趣味は時計です。なかでも昭和20年代から40年代の腕時計が好きで、多い時は300個ほどありました。ほとんどが、セイコーの時計で、グランドセイコー、キングセイコーなどほとんどの機種を集めました。あるとき妻が、「この時計いくらするの?私には価値がわからないから、もしあんたが死んだら、みんなあげちゃうよ」と言いました。なるほど、この時計たちの価値は素人にはわからない。すこし処分するか。そう考えヤフオクで売り始めました。売り始めたら面白くなり、けっこう売り払いましたが、本当に価値のある時計たちは残してあります。マニアにしかわかりませんが、マニア垂涎の時計たちです。
写真は私が普段している時計のひとつです。製造年月は1975年6月です。この時代のセイコーの時計は裏に製造番号が打刻してあります。そのナンバーで製造年月がわかります。今から45年前、時計は40年以上のものはビンテージ扱いですが、残念ながらこの時計はせいぜい1万円から高くても3万円くらいでしょう。45年たっても狂わずに毎日時を刻む時計。名前はセイコー5アクタスといいます。自動巻き、カレンダー、防水付き、この当時の普及品で、価格は15000円ほどだったと思います。
日本の時計産業の技術の高さがわかりますね。