こぶし
我が家の前庭のこぶしが咲きました。例年桜の開花と同じ時期です。日本各地の野山に自生し春を告げる花木で、ヤマザクラと同じく種まきや田植えの時期を知らせる花として古くから農耕と密接な関係がありました。そのために両種とも田打桜、種蒔桜などと呼ばれています。もくれん科で同じ仲間にハクモクレンがありますがこぶしより花が大きくあでやかです。
このこぶしは妻のおばの家からやってきました。私が31の時に家を建てましたが、庭には何もなく殺風景で、最初に植えたのがこのこぶしです。素人の移植ですので、根もほとんどない状態で植えられましたが、もともと生育旺盛な木ですのでしっかりと根付き、いまでは見上げるほどの大木になりました。
花も多い年、少ない年が交互にやってくるようで、今年は多いほうです。多い年は何か良いことがあるような気がしてうれしくなります。
こんな大木です。右は山モミジ、紅葉がきれいです。