たべちゃった

専務は妙な癖をたくさん持っていました。

体も大きかったのですが、座っていたデスクも大きく女の子では両手を広げても端から端まで届きません。なぜか事あるごとに両手を広げ端を抱えていました。そして大きく深呼吸する・・・いまだに理由がわかりません。

まだ、たばこが人前でも吸える時代でしたので机の上には大きな灰皿がありました。几帳面な性格で吸殻が全て整頓されています。また吸った長さも一緒で、きれいに長さもそろっているのです。きれい好きだったのかもしれません。ただ、次に紹介するひとつのルーティンを除けば・・・・

私は専務の斜め前に座っていましたので専務のしぐさがよく見えました。たばこを吸った後、必ずコーヒーを飲みます。それも大きな茶わんに(カップではありません。茶わんです)並々と注ぎ、給湯室から出たところで必ず一口すすります。毎朝コーヒーをおとすのですが、10時には専務がほとんど飲んでしまい、女子事務員は1日に3回(約3リットル)おとす羽目になります。

その後のルーティーンが並みではありません。やおら鼻をいじりだします。私は見て見ぬふりをします。やがて鼻の中に小指を入れ鼻の穴をグリグリしだします。毎回ではありませんが当然鼻の分泌物が固まったものが指に付くのです。ついたときはその小指は口に運ばれます。

(また食べちゃったよ・・・・・気色悪・・・)