今日はスキー教室
私の小学校では、冬の期間何回かスキーの日がありました。小学校から徒歩で20分ほどのところにスキー場があります。スキー場といってもリフトはなく移動はもっぱら徒歩で、てっぺんから一番下まで400メートルほどしかありませんでした。とても小さなスキー場ですが、傍らに80メートル級のジャンプ台があって、高校総体の会場になったこともあります。競技が開かれるときは、小中学生が駆り出されみんなでジャンプ台の雪ふみです。ジャンプができるように雪を踏み固めるのです。
学校には、スキーがない子のために何台か中古のスキーセットがあってディスタンス用のスキーやジャンプ用のもありました。そうしてみんなでスキー場に上がり、一日中自由気ままにスキーを楽しみます。スキー場にはロッジのような建物があり、その日は係の人がいてお昼は暖かい場所で昼食を食べることができました。
小学校1年生当時のスキーはヒッコリーの木を削りだした単板で、スキーの裏はラッカーで仕上げた上にロウを塗りたくった物です。もちろんエッジもついてなく、ロウがなくなるとスキーの裏には雪がたくさんついて滑れなくなる代物です。
スキー板は、やがてプラスチック、化学繊維、金属を用いたものに変わっていきます。
私の時代には45人3クラスありましたが、今は一学年20人くらいのようです。ジャンプ台はもう使われていません。
当時のものと思われるスキーたち
ストックは竹製です