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父と母のなれそめ

私の両親は、26歳の時に結婚しています。父は26歳になり、そろそろ嫁さんがほしいと思ったそうです。知り合いの人に頼み、見合いの相手を探してもらいます。ひと月ほどして「紹介したい人がいる」との言葉で母の住んでいる渋川のはず […]

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山菜

実家の前は山が迫っていて裏はすぐ利根川、ものの5分も歩けばすっかり山の中です。今の季節は山菜の真っ盛り、雪解けとともに「ふきのとう」「こごめ」にありつけます。山菜とりはおもに沢に沿って登っていくので、けっこうな重労働にな […]

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スピッツ

今はすっかり見かけなくなりましたが、私が小学生のころは、よく飼われていた犬の種類です。全身真っ白の長い毛でおおわれていて、女性的な外観ですが、中身はとても攻撃的でよくほえる犬です。洋犬をルーツとする日本の犬種で、1920 […]

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栄泉堂

父は高崎市のはずれの町で生まれています。父の父、私の祖父は藤岡市平井の生まれで、高崎で和菓子屋を開業します。当時としては珍しい三輪車を使い、卸売りと店での小売りを営んでいました。商売には結構才覚があったようで、職人も何人 […]

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ダンス

実家の隣は旅館です。ほとんどの温泉旅館がそうであるように、玄関を上がるとそれなりのロビーがあります。私が小学生のころ、そのロビーでよくダンスを踊っていたものでした。ダンスといっても社交ダンスの様なものではなくて、演歌をバ […]

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サンマの缶詰

昭和40年代の週末、私の家の前は、電車からあふれ降りた人が列をなして歩いています。その列は1時間近く続きます。そしてみんな旅館街に吸い込まれていくのです。団体客のために、町の大きなホテルでは、連日イベントが行われていて、 […]

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トトロが見えるころ

母の母、私の母方の祖母は現在の渋川市の近くで生まれます。生家は代々祈祷師の様な事を生業としていたと聞いています。いわゆる「きつねつき」を追い払う巫女さんの様なものだと思います。そのような家系からか、母はいわゆる霊感が強く […]

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駄菓子屋のいじわるばーさん

温泉街の通りを一本中に入った通りに駄菓子屋が2軒並んでいました。左手が「おまけや」右手が「いまいや」と言います。どちらも似たようなものを置いてあるのですが、「いまいや」のほうが子供受けするものが置いてあります。ご年配の方 […]

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竹筒貯金箱

私は兄弟3人の二番目です。どの家族でも似たようなものだと思いますが、長男は初めての子ですので、それなりに可愛がられます。二番目は、子育てに親も慣れてきていますので意外とぞんざいに育てられるようです。末っ子になりますと、親 […]

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男の約束

父は何でも口にしました。ゲテモノの類も得意で、蛇などは、戦時中はよく食べたようです。ですが、母はそのようなものが大嫌い、人が食べるものではないと思っていたようで、何かにつけ、いさかいの原因となっていました。何度目かのいさ […]

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