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母のおでん屋さん

母は、自分のお土産屋でいろんなものを売ってました。アイテムは季節ごとに切り替わります。先にも書きましたが春は山菜、秋はキノコ、夏には「ところてん」も扱いました。そして冬には「おでん」を始めます。おでんの具材はだいこん、た […]

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キングクリムゾン

小学校中学校のころは、日本は演歌が隆盛を誇っていて、若者向けにはグループサウンズやアイドルがもてはやされた時代です。また、そんな日本の音楽を否定するように、洋楽に傾倒していった若者がたくさんいた時代でもあります。山間の田 […]

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茂左衛門

群馬県人ならだれでもわかる上毛かるた 1662年に沼田藩主となった真田信利のもと、沼田領では1680年に大飢饉が発生し、農民は藩主の悪政に苦しめられます。翌年杉木茂左衛門は、農民のため直訴を決意し大老境忠清を訪ねますが門 […]

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父の陰謀その2

この物語は、その1からお読みください。 さて、父はまんまと自分の野望を果たします。そして私はいやいや父と修学旅行に行く羽目になります。わたしは我慢するしかありませんでした。その時は父がなぜPTA会長になりたかったのかよく […]

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父の陰謀その1

私が中学3年の夏、修学旅行は大阪万博でした。私は岡本太郎がデザインした「太陽の塔」をリアルに見ています。アメリカ館やソビエト館が人気で入場するのには3時間並ばなければなりませんでした。アメリカ館には月の石が展示されていて […]

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学級崩壊

私は小学校6年の時、学級崩壊を経験しています。それは先生の自己紹介がきっかけでした。先生は最初の顔合わせで、自分の名前を黒板に書きます。そこまではいいのですが、次に自分の年齢を書きました。「山田太郎(仮名です) 42才」 […]

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こぶし

我が家の前庭のこぶしが咲きました。例年桜の開花と同じ時期です。日本各地の野山に自生し春を告げる花木で、ヤマザクラと同じく種まきや田植えの時期を知らせる花として古くから農耕と密接な関係がありました。そのために両種とも田打桜 […]

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トイレの花子さん

トイレの花子さんは、学校のトイレで、扉を3回ノックし、『花子さんいらっしゃいますか?』と尋ねる行為を一番手前の個室から奥まで3回ずつやると、3番目の個室からかすかな声で「はい」と返事が返ってくる。そしてその扉を開けると、 […]

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わが母の記

タイトルは昭和を代表する作家、井上靖の作品のひとつです。井上靖は「闘牛」で芥川賞を受賞、日本文学に物語性を回復させ、昭和文学の方向性を大きく変えた作家で、「氷壁」「敦煌」「風林火山」など多数あり、「天平の甍」などは教科書 […]

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天然しいたけ

定年後父は母の営んでいた土産物屋に精を出すことになります。今はすっかり寂れてしまいましたが、昭和の終わりまでは、お土産屋をはじめ、温泉街の商売はなんとか成り立っていたようです。母は、春は山菜、秋にはきのこをメインに商売し […]

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